のつのつの

人生の折り返し点に丸みをつけるための日記

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7歳

「できた!」

これが当時の口癖だった。

授業で問題が与えられると、とにかく一番早く終えてはこれを叫び、
優越感に浸る嫌な子供だった。

ある日、先生が出張のため、自習で計算ドリルをやることになる。
いつものように早く終えて、いつものように叫ぶ。

ただ、何かが違う。
いつもなら先生が微笑んでくれたり、頭を撫でてくれたりしたのだが、
今日はむなしく響くだけ。
それに物足りなさを感じたのだろう。次の瞬間、席を立っていた。

「外で遊んでこよ!」

教室を飛び出して昇降口まで行くが、そこで立ち止まる。
別に遊びたいわけでもないし、一人で遊んでも面白くない。

教室の近くまで戻ると、数人の男子の騒ぎ声が聞こえてきた。
自分の悪口で盛り上がっている。
教室に入れず廊下で立ち尽くしていたが、そのうち涙が流れてきた。

かなり長い時間に感じられたが、おそらく数分間のことだろう。
誰かが廊下で泣いている自分に気付き、何人かに担がれるようにして教室に入る。
自分を擁護してくれる集団も現れ、最終的に悪口を言っていた男子達が
自分に謝って終わりになった。

明らかに自分に非があるし、その日はずっと俯いていたのを覚えている。
でもそこは子供、立ち直るのも早い。

「できた!」

次の日、何もなかったかのように叫ぶ。
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  1. 2008/06/30(月) 02:58:26|
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